リーダーシッププログラム

ジョンソンではPerformance Learningと並びリーダーシッププログラムに力を入れております。リーダーシップスキルは所謂ソフトスキル・素養の部分が大きく、「ジョンソンのプログラム全体を通して実際の経験値の積み上げによって学ぶ」という観点を踏まえれば、Performance Learningのコンセプトの一部に組み込まれているとも言えます。 故に、端的な文面のみでジョンソンのリーダーシッププログラムの全容を表現するのは容易ではありませんが、以下にてジョンソンのリーダーシッププログラムの中で特徴的なパートをご説明致します。

左記は、ジョンソンのリーダーシップコンセプトをイメージで表現したものです。「自己の特性・特徴を深く認識したリーダーが、それら特性・長所を伸ばしながら、リーダーシップについて学び、経験し、レビューするというサイクルを繰り返す」ことによって、リーダーシップスキル・素養の積み上げを図ろうとするものです。


 

入学直後のオリエンテーション期間中にリーダーシップの集中講義を受講します。この講義では、リーダーの倫理観、リーダーとしての心構え、思考(ロジカルシンキング)などの基本論に加えて、自己認識を深めるためのプログラムも組み込まれています。この集中講義を踏まえて、270人の小規模なジョンソンのコミュニティー全員が、「リーダーとは」について共通認識を持ち、その後二年間の各自のリーダーとしての経験値を積み上げていく事になります。

 

リーダーシップの「学び」については、オリエンテーション期間中の集中講義に加えて、コア科目の「Managing and Leading Organizations」でリーダーとして如何に組織を活性化させるかを学びます。又、リーダーシップ教育に力を入れているジョンソンならではのリーダーシップに関連する幾つかの科目を、選択科目として取得する事も推奨されています。

 

リーダーシップの「経験」については、数多くの実践の機会が与えられ、これらを通して経験値の積み上げを行う事ができます。

ここでは一例としてコアチームにおける取組を紹介致します。一年生は、8月~12月のコア科目で大きなプロジェクト計5個が宿題としてアサインされ、これらプロジェクトをジョンソンが設定するコアチームで取り組む事が求められます。コアチームは、原則5人から成るスタディチームで、アメリカ人学生、インターナショナルスチューデントの混成で組まれるのが一般的です。又、オリエンテーション期間中のリーダーシップ集中講義で行った自己分析・自己認識の作業を踏まえて、各メンバーのキャラクター・特徴も混成になるように仕組まれています。コアチームでは、チームのコンセプト、目的・目標、コミットメント・約束事を契約書という形で書面合意する事が求められ、正に運命共同体という強い認識に基づき全てのプロジェクトに取り組むという覚悟がチーム内で醸成されます。このコアチームでは、アサインされるプロジェクト5つの内、必ず一つはチームリーダー役をやる事が求められ、リーダーはプロジェクトのタイムライン・方向性という基本事項を含め全てをリードしていく必要があります。

 

リーダーシップ経験の「レビュー」については、ジョンソンでは如何なるプロジェクト・プログラムにおいてもレビューの機会が与えられます。

ここでは上記のコアチームにおける取組を例にとって紹介致します。コアチームでアサインされる5つのプロジェクト全てにおいて、チームメンバー各自が双方向(各チームメンバーから各チームメンバー。各チームメンバーからチームリーダー。チームリーダーから各チームメンバー。) のフィードバックをシステム記入の形で実施します。ここでは幾つもの項目・切り口で、チームリーダーやチームメンバーの直近プロジェクトにおける取り組みや発言・行動についてコメント・フィードバックする事が求められます。この様なフィードバックのプロセスを繰り返し実施する事によって、チームメンバーの成長及びチームの活性化のためのフィードバック手法を学びます。又、自らもチームメンバーからのフィードバックを受け、次に向けた改善・成長への気付きの機会を得ることができます。

コアチームでは、二年生がメンターとして付き、一連のチームプロジェクトを俯瞰し、必要なアドバイスを適時与えます。このフィードバックプロセスにおいても、二年生のメンターが「次に向けた改善・成長への気付き」を最大化するための相談・アドバイスをしてくれます。このメンター制度は、一年生のリーダーシップに係る学びを最大化させるためだけでなく、二年生のメンター自身がリーダーシップを更に成長させるための実践機会としても非常に有効に機能しています。