Ayumi

  • 勤務年数:8年
  • 私費
  • SC Johnson Merit Scholarship Award & Forte Fellow
  • 海外経験:香港3年、ロンドン1年 (海外勤務)
  • バックグラウンド:グリー株式会社、EF Education First(香港・ロンドン勤務)を経て独立。海外テックスタートアップ向けにデジタルマーケティングやローカライゼーション支援を実施。
  • サイト:digitalhavas.jp
  • 連絡先:as3785@コーネル.edu

 

Why MBA & Why Cornell Tech?

 

MBA以前は、Digital Havas Inc. 代表取締役として、海外テックスタートアップ(特にB2B SaaS)向けにデジタルマーケティングやローカライゼーションの支援を行っていました。シリコンバレーやイスラエル、ロンドンなど世界各国のクライアント企業に対し、日本市場向けのマーケティング施策立案から実施・分析までを支援していました。

 

私がめざしたい働き方は、経営者として時間・場所ともに制約を受けないフレキシブルな働き方です。Future of Work とも言われるように、フリーランスとして独立して働く人や、リモートワークの勤務形態が一般的なものになりつつある一方、理想の働き方・収入の両方を実現するためには、より高い専門性やマネジメントスキルが求められるようになることを痛感していました。

 

これまでも経営者として、時間・場所に捉われない自由な働き方を実現してきたものの、今後はより一層、リモートワークで世界中どこにいても、世界各国にいる様々な職種のチームメンバーと一緒に働く上での経験・知識を培いたいと考えていました。独立して会社を立ち上げてからは、米国のTech Startupsと仕事をする機会を通じて、自身の経験・知識不足を痛感するようになり、ビジネスの知識のほか、米国のテック業界やスタートアップ界隈について広く学ぶ機会が欲しいと考えていました。

 

そんな中、コーネルテックMBAの存在を知りました。コーネルテックは、Tech Startups/Tech Giantsにおけるプロダクトマネージャー育成を理念として掲げています。プロダクトマネージャーというと、Tech Giantsと呼ばれる一部の大企業に必要とされるような職種と想像されるかもしれません。しかし、米国ではどちらかというと、スタートアップで様々な業務を何でもこなせる人材、あるいは自分で起業して何でもこなしてしまう人材、といった傾向が強く、実際に米国MBAでは将来起業を志す人が、起業前のキャリアステップとしてプロダクトマネージャーを選択するケースを多数見聞きします。

 

コーネルテックでは、こうした時代のニーズを踏まえ、MBAとしての基礎科目を学ぶことはもちろん、実践的なデータ分析系の授業が必修になっているほか、在学中のSQLやPython習得も必修になっています。プログラミング言語自体は独学でも学ぶことができますが、プログラミングの知識を生かしたデータ分析の手法や、プロダクトマネジメントの手法などを、実務経験豊富な教授から直接学べる点がコーネルテックの大きな特色です。そのほか、BlockchainやDesign Thinking、Machine Learningなどのテック系授業が多数開講されており、時代の最先端の環境で学ぶことができます。

 

こうしたコーネルテックの理念・特色が、「世界中にいる、さまざまな職種の人たちをリモートワークでマネジメントし、時間・場所に捉われず、フレキシブルな働き方を実現する」という私自身の理想の働き方を実現するのに適していると考えました。また、米国MBAで学ぶことで、米国を中心に海外でのネットワークを大きく広げられる点も魅力でした。

さらに、留学を決意する以前、東京のWeWorkにオフィスを構えており、毎日のように世界中から集まるスタートアップの人たちからアドバイスを貰ったり、刺激を受ける機会に恵まれました。海外でこのような刺激的な環境に集中的に身を置きたいと考えたことも、MBA進学の決断を後押ししました。

 

Cornell Techのおすすめポイント

  1. テック業界に特化したカリキュラム:
    コーネルテックでは、アントレプレナーシップ・テクノロジー分野を強みとしており、近年は毎年のように他のUSトップスクールから著名な教授を引き抜いてきているため、テック系の授業が本当に充実しています。また、コーネルテックではMBAのみならず、コンピュータサイエンスやLLM等のプログラムも提供しています。各人のキャリアプランに応じて、他学部の授業も自由に履修できることが特色です。(たとえば、Fintechを志望する人が、LLMでLaw of Fintechといった授業を履修したり、技術の知識を深めたい人が、CSでHCIやMachine Learningの授業を履修するなどです。)

  2. 1年制プログラムであること:
    変化の激しいテック業界においては、2年間実務から離れることはリスクと考えていました。また、出願時点ですでに30代であったことや、キャリアチェンジを考えていなかったことなどから、サマーインターンの必要性はないと考え、1年制プログラムを志望していました。米国のビジネススクールのため、入学前は学生の年齢層が非常に若いイメージを抱いていたのですが、実際に入学してみると、想像以上に年齢層のボリュームゾーンの幅広いプログラムです(これは1年制MBAならではの特色)。

    2年制MBAよりも学生の平均年齢が高いため、実務経験も豊富で、テック業界の経験に即した議論や知見の共有ができる点は大きな魅力です。シリコンバレーやニューヨークでスタートアップやテック業界を経験してきた仲間と一緒に、日頃からディスカッションしたり、お互いの知見を深め合うための勉強会を頻繁に開催しています。本当に毎日刺激的な環境で、とても楽しく過ごしています。

 

これから受験される方へのメッセージ

 

コーネルは米国トップスクールの中でも、非常にユニークなプログラムを提供しています。コーネルテックでは、Dean自らがライバル校としてStanford、MIT、UC Berkeleyの3校を挙げています。もちろん、新しいプログラムであるため、知名度などでは上述の他校に至らない点もありますが、それでも米国内では既に確固たる知名度を築き上げてきており、メディア等ではスタートアップに強いMBAプログラムとして、StanfordやUC Berkeleyとともにコーネルテックが紹介されるケースも増えています。

また、渡米後にForté Fellow Conferenceという大規模なイベント(日本でいう就職活動の壮行会のようなもの)に参加する機会があったのですが、他のUSトップスクールの学生も皆コーネルテックのことを知っていて、米国内でのコーネルテックの知名度の高さには驚かされました。全米に数多くのMBAプログラムが存在する中、短期間でここまでの地位を築き上げ、コーネルは本当に素晴らしい努力をしている学校だと感じています。1年制MBAで、こんなにユニークなプログラムを提供しているのは米国でもコーネルテックのみです。

 

出願プロセスにおいては、グローバル企業での欧州・アジアでの海外勤務経験や、起業経験、そしてこれまで一貫してTech Startupsやテック系の職種に携わってきたことなどをアピールし、コーネルテックへの志望動機やキャリアゴールと関連付けられるように心がけました。

 

近年のMBA受験の傾向として、「US校はGMAT700ないと厳しい」とか「私費生にとってUS校は受かりにくい」など、エッセイカウンセラーの情報や噂があるかと思いますが、実際にはそのようなことはありません。周囲の情報に惑わされることなく、ぜひ志を高く持たれ、一人でも多くの方が出願にチャレンジされることを願っています!