Johnson Japan Trek 2018

 

 

 

例年Cornell MBAでは、12月の冬休み中に2週間の日程でJapan & Korea Trekを開催しておりますが、今年は学校スケジュールの都合上、11日間をかけて日本のみを訪れるJapan Trekとなりました。このトレックは選択授業のひとつとなっているため、観光に加えて企業訪問や文化体験のプログラムが織り込まれ、日本人在校生がティーチングアシスタントとしてトレックをリードします。今年は、定員オーバーの合計33名にて、福岡から始まり、広島、京都、箱根、軽井沢、東京と充実した11日間を過ごしました。

 

  • 1212日〜13日【福岡、広島】

12日の夜に博多のホテル集合にてトレックが幕を明けました。イサカから直接移動してくる人、事前に韓国に滞在してから来るメンバー等、みな無事に博多に到着し、翌朝の朝食ブッフェでエネルギーをチャージ。13日には、福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設であるFukuoka Growth Nextを訪れ、福岡市のスタートアップへの取り組みや小学校を改装した同施設を見学。息つく暇もなく新幹線で広島へ移動したのち、オバマ前大統領と安倍首相が会食で飲んだことで話題になった賀茂鶴酒造を訪問。夜には、宮島ほど近くのホテルにて、浴衣に着替えての懐石ディナーと畳&布団での宿泊を経験。    

  • 1214日【広島】

部屋からの宮島の神秘的な景色を眼前に、ふとクラスメイトが「Peaceful」と呟く、そんな朝を迎え、この日は広島周辺の散策。午前中には宮島で厳島神社を訪問、午後には平和記念公園と原爆ドームに訪れました。    

  • 1215日〜16日【京都】

京都には、自由行動を含め2日間滞在。手作り市にてハンドクラフトのお土産散策をしたのち、嵐山に移動。お寺を借りての蒔絵体験、夜には渡月橋や竹林の小径などがライトアップされる京都・嵐山花灯路など、終日京都を満喫しました。自由行動タイムには、多くのメンバーが伏見稲荷の千本鳥居を見に出かけていました。グループディナーではすき焼きを堪能、生卵につけて食べるスタイルが意外と好評でした。    

  • 1217日【箱根、軽井沢】

京都を出発し、軽井沢へ向かう道すがら箱根で途中下車、美術館を楽しんだり寄木細工をお土産に選んだり。軽井沢では、星のや軽井沢に滞在。代表の星野さんはCornellホテルスクールの卒業生であり、今回のトレックを受け入れて頂くことができました。素晴らしい客室、和会席、そして温泉を心ゆくまで堪能し、この度のハイライトに軽井沢を挙げるメンバーも多いほどでした。翌朝には施設のコンセプト、ポジショニング戦略、人材育成などについて総支配人よりご紹介いただき、滞在の経験をより深いものに。    

  • 1218日〜22日【東京】

東京に到着した頃には、トレックももう後半戦。滞在初日は、電通にて日本のトレンドについてのプレゼンを伺った後、teamLabへ移動。同社のデジタルアートやコンテンツについて紹介を受けた後に、実際にteamLab Boarderlessを鑑賞。2日目は、volvo Japanに加え、Cornell MBAの卒業生を訪ねてローソンとキューピーを訪問。超高齢化社会など複数の企業で話題に挙がったトピックスや、米国の上場企業と日本のファミリービジネスとの違いなどに対し、多くの質問や議論が交わされました。また、夜にはHADOという、ARゴーグルをはめて波動砲を撃ち合う対戦型ARスポーツで大いに盛り上がりました。

自由行動となった3日目には、それぞれが思い思いの場所を訪問。人気の訪問先は、築地・スカイツリー・秋葉原でした。夜には日本在住のCornell大学卒業生、Johnsonアプリカントの皆さまを交え、総勢65名のアラムナイ&学生ディナー。そして、あっという間の最終日には、星野リゾートにて星野さんのプレゼンを伺った後、しばしの自由時間。ラストディナーは屋形船での乾杯祭り&カラオケ大会となりました。その後も2次会3次会と、東京の夜を心ゆくまで満喫したことは言うまでもありません。 

MBAの授業では製造業の文脈で登場することが多い日本ですが、今回のトレックでは、テクノロジー、スタートアップ、小売、ホスピタリティ等、幅広い日本のビジネスを各地の観光と共に紹介することをテーマにプランを検討しました。11日間に6都市を巡る弾丸ツアーとなり、時間ぴったりに詰め込まれたスケジュール、多くの徒歩移動や満員電車と、時には大変なこともありましたが、1年生、2年生、そしてTech MBA生と普段接することのないメンバーで、仲良く日本を満喫することができました。「絶対また帰ってきたい」と多くのメンバーに言ってもらえたことがとても嬉しかったです。

今学期には、道中にそれぞれが撮影した写真を見ながら、教授の家でパーティーが開催される予定で、今からとても楽しみです。    

※文中の写真はクラスメイトがトレック中に撮影したものの一部です。